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会員総会

会員総会

2022年5月30日、3年ぶりに会員総会を開催しました。

会員総会は新型コロナウィルス感染症のため、2020年以降中止となっていましたが、規制が解除されたことから、5月30日に3年ぶりに開催しました。(会場は新横浜駅近くの結婚式場・ホテルの『ラグナスイート新横浜』)
出席者は48名を数え、2011年5月の創立総会を除き、最多となりました。
総会は午後2時に開会しました。
まずは事務局長がご出席の方々を順に紹介しました。
続いて、西池会長が開会の挨拶をされました。
議事は吉田理事長が議長となって以下の議題について行われました。
理事長は冒頭で、船舶設計協会も設立以来12年半を経過したので、新たな目標を立てて進んでいきたい。また、船主と造船所の間に立ち、船主の要望に叶う船の建造を実現するという創立以来の方針を堅持すると述べた後、議事に入りました。
議題1 2021年度事業活動報告

議長の指示により事務局長が報告書案を読み上げました。
報告の第2項目について、西日本流体技研の西本氏より質問があり、理事長が次の通り説明を行いました。
 高知県向け渡船は距離が短く速力も低いので蓄電池船を推奨しています。また、静岡県港内巡視船については実現までに時間があり、その間の技術及びインフラ等の展開を考慮して水素船とバッテリー船を並列して提案しました。
東京都向け湖上作業船については、前年に東京都保有船について低環境負荷型への転換を目的として調査・検討を行ったので、その結果を踏まえて参考見積を提出しました。
なお、東京都向け調査・検討業務においては対象となる船舶の用途、寸法、走行距離、速力、一日の作業時間と使用頻度等々多様な条件に対応する様々な推進方法とその組み合わせについて検討を行いました。その経験とデータはその後の低環境負荷型船の件等に際して大いに役立っていることを付け加えました。

議題2 2022年度事業計画

議長の指示により事務局長が報告書案を読み上げました。
第2項ついて、5月に国交省OBのを参事として迎え入れたことについて、理事長が補足説明を行いました。

講演会

議事修了後、会員であるShip 3D Design播磨屋代表の播田安弘氏による「船舶の基本計画とCG」と題する講演が行われました。

「戦艦大和と同期生」という出だしで開始された講演では、先ず、映画「アルキメデスの大戦」の撮影エピソードから始まり、これまでに設計した多種多様な船について、裏話も加え紹介されました。
次いで、船の基本設計においては、相反する多くの要素をその船の用途・目的から勘案して性能項目の優先順位を決めることが重要であること、様々な新技術について弱点を承知し、それを克服した上で新技術を活用することが大切であると指摘されました。

懇親会

会議と講演の終了後、会場を別の階へ移して、立食形式で懇親会が行われました。皆さん久しぶりに直接言葉を交わす機会を大いに利用して情報交換されたようです。
播田さんへと言葉を交わす方々も多くおられました。

盛会のうちに午後6時前にお開きになりました。
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